2025/07/25

Taiwan Today

外交

国交樹立国の青年のための夢実現プロジェクトの若者が来台、頼総統が歓迎  

2025/07/21
国交樹立国の若者が自身の夢を実現することを支援するためのプロジェクト「邦交国青年来台圓夢計画」に参加する4カ国の青年24人が来台し、頼清徳総統(前列中央)を表敬訪問した。(総統府)
中華民国(台湾)と外交関係を持つ国々の若者が台湾を訪れ、自身の夢を実現することを支援するためのプロジェクト「邦交国青年来台圓夢計画」に参加する国交樹立国4カ国の青年24人がこのほど来台した。7月18日から31日までの2週間、インターンシップや視察、文化交流などのプログラムに参加する。
 
第一弾となるこれら24人は、エスワティニ王国、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国およびツバルの若者で、18日午前には頼清徳総統を表敬訪問した。頼総統は、まず参加者からそれぞれの計画について紹介を受けた上で、4カ国との間には共通の理念と価値観、そして深い友情があると強調、我々は家族のような存在だと述べた。また、台湾が推進するこのプロジェクトでは、台湾の若者が国交樹立国に赴いて夢を実現する機会を提供すると同時に、国交樹立国の若者が台湾で夢を実現することも歓迎するとし、台湾滞在中は講座で学ぶだけでなく、台湾の美食を楽しみ、美しい風景に触れ、台湾の人々をより深く理解する機会となることを願うとともに、帰国後には台湾滞在で築いた友情を周囲に伝えてほしいと期待を寄せた。このほか、台湾の伝統的な朝食である焼餅夾蛋(卵を挟んだ焼餅)と豆乳で若者らをもてなした。
 
総統訪問には、外交部の林佳龍部長(外相)及び教育部の張廖萬堅政務次長(副大臣)や、エスワティニ王国、マーシャル諸島共和国、ツバルの駐台大使が同席した。林部長はあいさつで、「青年は国の未来の希望であり柱である」と述べ、外交部は今後も教育部と協力し、このプロジェクトを通じて、さらに多くの青年を台湾に招き、インターンシップや交流の機会を提供したいと語った。また、参加者が台湾での体験を母国に持ち帰ることで、台湾と各国との関係を深める架け橋になることを期待するとした。
 
参加者らは、各テーマに沿って多彩な活動に参加する予定で、エスワティニの若者らは「スマート農業」をテーマに、台湾の農業テクノロジーや自動化栽培、IoT(モノのインターネット)などの分野における発展と応用について、マーシャル諸島、パラオ、ツバルの若者らは「持続可能な観光」をテーマに、台湾の自然や文化を巡り各地を訪問する。このほか、台湾の歴史や文化を体験するため、媽祖廟の鹿港天后宮、国立故宮博物院、台北101などのスポット訪問に加え、台北ドームでの野球観戦も予定されている。

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